SR600福島
SR600は天候次第
以前にヨシダさんのFBを見て、紅葉の時期に行って見たかったSR600福島を走ってきました。
SR600は富士、日本アルプス、北関東、紀伊に続いて5本目です。
◆工程
2020/10/30 郡山前泊
2020/10/31 郡山5:00発 喜多方19:00着 喜多方泊
2020/11/1 喜多方朝ラー後7:40発 いわき22:50着 いわき泊
2020/11/2 いわき7:00発 郡山12:30着
◆準備
・CP理解
今回のCPは全てフォトチェック。よくミスコースをするので、サイコンの距離は合わなくなる。このため、事前に撮るべき写真と位置情報を把握する。
a.Google mapにフラグを立てる
b.RideWithGPSにPOIを設定(前泊のホテルで次実施がちょっとずれていた)
※eTrexにウエイポイントを入れるのがベストかもしれない。
・GPSデータ
RideWithGPSのgpxデータはポイント数が多いため。ポイント減量しないとルートが途中までしか表示されない。↓のadiasさんの記事を参考にして減量してeTrexにアップ。(MacでもOK)
https://adias2014.exblog.jp/30220567/
・装備 気温2℃〜16℃
レイヤードが基本。
ジャージ:冬用上下
アンダー:finetrackの夏用ノースリーブ(汗冷えしたくない)
頭:手拭いを被り、その上からヘルメット(手拭いは温泉入れる)
手袋:指抜き+パフ、Defeat軍手
靴下:ウール混紡
ベスト:必須。今回はAJのPBP用ベスト
Wブレーカ:背中ポッケ
サドルバック:雨具上下、輪行キット、ホテル用、ロングでホットなアンダー、タイツ、エピペン(ハチ刺され用)
・Bike
Look 785HuezRS+Mavic Ksyrium Pro Carbon UST Disk+Schwalbe G1
◆オデッセイ
2020/10/30 前泊
丸の内オフィスで仕事を終え夕食後、新幹線で郡山へ。
郡山駅で輪行を解き、駅そばのクラッシックなホテルへ輪行後の状態チェックは問題ないが、寒い。
2020/10/31 出走 晴れ
4:30に起き、なか卯で親子丼定食でカーボン注入。
5:01のローソンレシートでスタート。
明け方の線路沿いを進むが、朝から向かい風きつい。最初のコブは母成高原。ボナリの看板があるので、ルートミスはしないんじゃないかな。途中の鷲倉温泉は山からも湯気がモクモク湧いていて寄ってみたい温泉。今日は寄らないけど車で来たい。スタート後最初のCPはCP2で駐車上の奥の石碑。戊辰戦争の時に戦場になったようだ。福島は静かに戦っている。
待ちかねた夜明け
サイクリング日和
ここまではジャブ。一度下って、磐梯吾妻スカイライン方面へ向かう。裏磐梯は何度か登ったけど、スカイラインは初めてで、ワクワクする。今回のルートはスカイラインの所がループになっていて分岐がくる。スカイラインは左だけど、ここは右の土湯方面へ。温泉らしき建物が見えてきて裏山の所々から湯気が湧いている。鷲倉温泉や野地温泉、今度きた時はゆっくり浸かりたいところ。車でね。小峠まで登り、豪快に下る、登るためにね。下りきって右手に運動公園が見えて来る。運動公園が切れたところ右手に白い看板と石碑が見えて来る。ここがCP3の義民終焉の地。大昔、悪政に立ち向かって一揆を起こしたことが書かれている。正義を是とするお国柄が現れているように思う。
硫黄の匂い鷲倉温泉 浸かってみたい
ここのルートエリアはループである。下ったからには登らなければならない。ここはローディが多く、高湯温泉に寄るグループもいた。高湯温泉も寄りたいが、SRは舐めてかかれないのでここもスルーした。だんだん景色が変わってくる。黒い山に雪もちょっと見えてきた。しばらく行くとさらに景色が変わる。すごい、山が白い。雪なのか硫黄のような物なのか?右手の山は雪ではない。さて、草津の先の白根山のように火山ガス地帯がやってくる。窓を閉めろだと。自転車なので、口だけ閉じます、上りだしそれもムリだ。この辺がこのSR600の一番の絶景ポイントだと思う。すごい景色、火星だね。
登り切ったところにCP4の浄土平がある。右手の看板がフォトチェックポイント。左手は吾妻小富士で登ってくる時に見えた黒い山。観光客は登っているけど、ここも車できた時に登ろう。
空いていれば、浄土平のレストハウスでランチがいいけど、混んでいるのでパス。が、この先紅葉綺麗だけど食堂がない。浄土平で補給食を摘んだ方がいいかも。で、しばらく走って食堂を発見して山菜ラーメン補給。外で売っていたキノコが大きいしとても美味しそうだった。背中に背負って行く訳にはいかない。
桧原湖からゴールドラインに入る。しばらく下った左手に滑滝CPのある駐車場がある。途中何ヵ所も駐車場があるので、距離がずれていると探すのにちょっと迷うかも知れない。
次は猪苗代湖周りをぐるりと。ここは平坦のボーナス?ゾーン。風がなければ。
回廊、浜辺を抜けて小さな川を越えてすぐ左手の所がCPの湖雲山洞泉寺。進路は右なので暗いと通り過ぎるかも知れない。
ここの住所は日本一。
P.S.長いよね、個人的旅行記なので抜けていただいてOKですよ。
猪苗代湖の南端辺り?から会津方面に抜ける峠道狭くて日が落ちると暗くて神経を使う。慎重に下りて、会津へ向けてひたすらに回す。何故か?喜多方ラーメンが待っているからだ。いや、頼むから待っていてくれ。と、頑張って会津鶴ヶ城。ライトアップしているではないか。写真例の自転車禁止の看板がない。それらしい写真を何枚か撮ってリスタート。1時間くらい走って喜多方の街へ。ラーメン屋を探しながらまずはCPの神社へ。神社脇のラーメン店は既に店じまい。Google mapで探すも19時過ぎは既に閉める店多数。遅くまでやってそうな店を発見。いいですか?と扉を開けると、どうぞとの声。喜多方ラーメンとニシンの煮付けを注文。助かった。居酒屋さんだったけど、喜多方ラーメンとても美味しい。ご飯が欲しくなって、聞くと冷凍ならあるとのこと。十分です。柿のデザートもつけていただいて大満足。もちろん呑んでません。今日は喜多方泊まりなので駅前のホテルまで戻る。自転車はボイラー室に置いて施錠していただいた。洗濯機は外なので洗濯しない選択。洗濯したら、絶対風邪を引く。ということで、部屋の風呂にお湯をためてあったまって、おやすみなさい。
2日目は早くスタートした方が 良いわけだが、早すぎると山が寒いのと、twitterで朝ラーというのを目にしてしまったので6時ちょい前に起きてホテルを出発し、坂内食堂へ。が、既に10人位並んでいる。既に今日一個目の峠である。幸い日向であるが、やはり朝はそうとうに寒い。その後、行列はすごいことに。7時開店。1巡目で入れた。入り口でオーダーする。葱チャーシューとご飯をオーダー。ご飯には漬物もついてくる。
朝ラー美味かったな。そして、昨日のゴール地点の出雲神社へ。
さて白布峠に登る。露天の野菜の売店が混んでいて新潟や山形ナンバーが止まっていたけど、地元も十分美味しい野菜が手に入るのでは?と思った。でもまるまると肥えた白菜は美味そうだった。登り途中の湿地帯はいい風景だったけど、写真が下手だな…以降も紅葉の絶景で寒い中でも出走して良かった。白布峠に到着して直ぐに着込む。山形県に帰って来たよ。
下りは寒くない時間帯で良かった。白布温泉は日帰りの時間ではなかった。打たせ湯が効くひなびたいい温泉。CP縣工発祥の地はメーター狂っていると分かりにくい。米沢市上杉博物館を目指すと良い。敷地内の丘の上に石碑がある。
米沢といえば牛である。元地元民だけどあまり米沢牛を食べた思い出がない。芋煮は牛だけど。と言うことでGoogleMapsで肉屋を検索。コースからちょっと外れたぐっどに寄り道。値段がピンキリだけど、真ん中くらいのランプ肉のステーキを補給。いじめられた身体を回復しよう。さて、米沢までコースを引いた作者の意図は白布ではなかった模様。田舎町に向かい、前日に走ったマカロンさんの通行止め情報を確認しながら、走行。SRは大抵災害に弱い道がコースだったりするので、こういった直近の情報は貴重でありがたい。私が通る今日は通行止めは中止になっていてコース通り走れた。が、このSRの「酷い部門」のメインディッシュは峠駅へのアプローチである。以前のレポートでも酷い大合唱の意味がわかった。かなり風化した舗装路の登りはえらく大変である。ダンシングすると後輪滑るので、シッティング、後ろ荷重でおかしな角度の崩壊した道を登る、笑える。何とか登りきって、CPの峠駅へ下る。途中峠の力餅への分岐があるが、先ずは峠駅へ。そういえば、帰省する時の新幹線で通る駅だった。フォトチェックは駅舎の中。
峠駅から険しい道を登り返して峠の力餅の分岐に着くが、力餅まで下る元気はなく、パス。
その後R13に出て福島へのトンネル。R13は実家の近くを走っている国道で馴染み深い、こんな所まで続いているんだ。福島市に入ると、映画館「フォーラム」の看板が目に入る。山形で誕生した映画館で高校の頃山形のフォーラムによく通っていた。当時はNatural やStreet on fire なんかを見てた。
福島市からはいわきを目指すが、大きめのアップダウンが続く。途中SRレポートにもあった通行止め区間に入るが、レポート通り自転車は通り抜けられた(車は無理)。暗く寒くなってから田村のCPの都路郵便局到着。手前にコンビニがあるので、腹が満たされていなければ立ち寄るべき。
都路郵便局を出るが、飯屋がない。ようやっと小野新町近くにコンビニを発見し、遅い夕食。
いわきには2時間弱で到着。福島市を出てからはコンビニを見つけたら入った方がいい。飯屋とコンビニは少ない。
いわきにホテルを予約しているのでチェックイン。ここで遅い時間だけど洗濯タイム。おやすみなさい。
3日目
後は郡山を目指すだけである。相変わらずのアップダウンから往路との交差後、CPのかわうちの湯の看板を発見。もうひとつの石碑は看板の後にあるが非常に目立たないのでかわうちの湯の看板を目指すべき。ラストCPの三春の滝桜を経由して郡山にゴール。ゴール手前から雨の洗礼、雨具を着てのゴールとなった。三春はやっぱり春に着たいね〜
郡山駅でソースカツ丼と馬刺で回復するが、ショーウインドウの地酒が妬ましい。ブルベカードの封筒をポストに入れて、フォトチェックの写真をAR日本橋にメールしながら新幹線で東京に戻り、渋谷から自走で帰宅。
無事にSR600完走となりました。
ゆっくり2泊できるSRは良いなぁ。
最後まで読んでいただいてありがとうございます!バラエティにとんだ良いルートですのでお勧めします。